三角縁神獣鏡

古墳時代前期(西暦250~260年ごろ)の青銅製の鏡で、埼玉県内では初めて、東松山市内高坂で発見されました。同じ鋳型で作られた鏡(同笵鏡)が発見されていない新資料です。この鏡の発見は、ヤマト王権と密接なかかわりを持つ人物が古墳時代初めごろの東松山市域に存在していたことを示しています。背面には四柱(神は一柱、二柱・・・と数えます。)の神像と二体の霊獣が表現されており、銘文から陳氏が作ったことがわかります。直径は22センチメートルで、重さは1049.5グラムあります。